銀座の洋食「銀圓亭」を勝手に救済 小川軒で修業したシェフとサービスが独立した店、といってもたぶん40年以上も前の話。 いまはおふたりともいなくなったが(正確には三人かな)、味と雰囲気はそのまま。 広いオープンキッチンのなかで若い料理人がきびきびと働いている。 名物、タンシチューは名前の通り、大きな牛タンがごろりと。 ナイフをいれると、抵抗なくスーッと入り、ドミグラスソースが美味しい。 奥の個室にはきれいな着物姿のお姐さん方、となりは初老の品のいいカップル。こんな風景が似合う店です。