Koji☆Imai

Koji☆Imai
世界中のレストランを食べ歩き 、15,400軒を網羅した知る人ぞ知る美食家

安ウマ

【書くのを迷った】

みよし 東京都

和食

キュレーターコメント

正直書くのを迷った。 そのお店【鴨鍋 みよし】は昭和30年に暖簾を上げた。銀座で60年の歴史が有る、カウンターだけの小さなお店だ。 冬場は特に予約が取れない。 先代から受け継いだお店は高倉健主演の映画に出て来そうな昭和の佇まいだ。女性2人でもくもくと店を切り盛りしている。 先ず席につくと鶏肉の前菜が供された。本日は〈とりわさ〉お次は〈鴨肉の炭火塩焼き〉ロースの部位を鉄串に刺し塊ごと炭火で焼く。これがまた絶妙な焼き具合だ。 皮はパリパリと香ばしく、ピンク色した肉は噛むほどに甘い旨味が溢れ出す。不揃いの端肉がまた旨い。 炙り焼きの時に炭火に鴨肉の脂がしたたり落ちる。店内は軽い濃霧に包まれる。お気に入りのスーツで訪れるのは控えておこう。お次に〈鴨つくね鍋〉の登場。鴨肉の脂の旨味がスープに染み込んで来る。つくねも旨い!ついついスープが進む。うっ雑炊用のスープが足りなくなる、焦る。  そしていよいよ〈鴨しゃぶ鍋〉。 [小生は敢えて鴨しゃぶと表現する。それは会話に夢中になり過ぎて、加熱しすぎてはならないからだ。] 鴨肉をスープに充分潜らせ、程よい加熱加減になったら箸で掴みポン酢に浸けて口の中へ運ぶ。出来るだけシッカリ噛む。肉類の中でも鴨肉は特にシッカリ噛んで味わう方が旨い肉だ。噛むほどに味わい深い。 こちらの鴨肉、決して素材が極上な訳ではない。 岐阜は飛騨高山や新潟等の名産地の猟師から仕入れた野鴨等では毛頭無い。 単なる合鴨だ。しかしこの鴨鍋のスタイルならば、むしろ合鴨の方が良いだろう。 このコース前菜から2種類の鴨鍋、雑炊まで付いて1人@4500円-。野鴨では無理だ。 赤ワインとそれらに舌鼓を打ちながら幸福な時を過ごし、身体も温まったところで ひょいと暖簾をくぐって店を後にした。 【鴨鍋 みよし】古き良き昭和の世界にタイムスリップ出来る貴重なお店で有る。 本当に書くのを迷った。 実はそれ程までに、そっとしておきたいお店なのだ。 [2015-01-20]

店舗情報

みよし

和食 東京都中央区銀座3-12-15
平均予算

¥6,000~

営業時間

18:00~22:00

定休日 土曜・日曜・祝日
リンク http://bit.ly/1vpwnv7
電話番号 0335416911
経路案内 車での道順 電車での道順 徒歩での道順
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