TERIYAKI BEST RESTAURANT 2026 座談会を振り返って
今年の座談会は、長年テリヤキの歩みに並走くださったテリヤキスト・本郷義浩氏への献杯から始まった。静かな黙礼のあと、当日参加した14名のテリヤキストが81軒を俎上に議論を重ね、そこから浮かび上がった2026年のキーワードは「発掘」である。まだ広く光を浴びていない名店を、自らの足と舌で見つけ出し、世に届ける——本郷氏が生涯を通じて体現された食への姿勢そのものを、私たちは今年の選考軸として受け継いだ。
ゴールドに輝いたのは、自由が丘のイタリアン「Siamo noi」。前身「モンド」から店名も新たにリスタートした宮木シェフの一皿は、水を丹沢から汲み、その川の水で育ったキノコや山菜を自ら摘み、チーズは自家製で素材選びから調理まで哲学が貫かれている。4種の小鉢で味変を楽しむタリアテッレ・イン・ブロードに象徴される手打ちパスタの清らかな旨み、そしてクチーナ・トキオネーゼという独自の表現——わずか8席のカウンターで、それほどの実力を持ちながら未だ広く知られていない一軒。「発掘」というキーワードの実像を、最も鮮やかに体現していた点が決め手となった。
シルバーに選ばれた14軒のうち、実に11軒が東京圏外から選ばれた。北陸に福井「TSUKIHI」、信越・甲信に長野「野山」、山梨「nôtori」「Restaurant SAI 燊」、関東に茨城「よし町」、関西に大阪「ハジメ」、兵庫「焼肉 たつみ」、中国・四国に広島「馳走 啐啄一十」、愛媛「虹吉」、九州に福岡「膳 八女や」「船越」——列島を貫いて、テロワールと真摯に向き合う料理人の姿が浮かび上がる。一方の東京圏3軒、「百薬by徳山鮓」「馳走 髙山」「KANTA」、そしてゴールドの「Siamo noi」もまた、派手な話題性ではなく素材との向き合い方で選ばれた点で、地方の11軒と同じ地平に立っている。
日本の外食シーンは、地方に、郊外に、そしてまだ評価を待つ一軒一軒の中に、確かに広がり続けている。本リストに挙げた15軒は、いずれも足を運ぶ価値のある店ばかりだ。TERIYAKI BEST RESTAURANT 2026を手がかりに、ぜひ次の一軒を、あなた自身の足で訪ねてみてほしい。
座談会合議で選出された TBR2026 最優秀店。
座談会で Silver に推薦された店。複数キュレーターから挙がった店が先頭、その後は読み仮名順。
キュレーター名をタップして展開。B級グルメ + レストラン①〜④ = 各5件。
区分でフィルタ・店舗名で検索。
地方ブロック別の選出数。「要確認」は店舗名から地名が判定できなかったもの。
ユニーク店舗 のジャンル分布。
予算帯ベース。不明はデータ無し。
TERIYAKI BEST RESTAURANT 2026 は、TERIYAKI 公式が選ぶキュレーター「テリヤキスト」14 名による座談会形式の合議で選出されました。
各テリヤキストは、レストラン 4 軒と B 級グルメ 1 軒、計 5 軒を事前に推薦。座談会当日、総計 81 軒の候補が俎上に上がり、そこから Gold 1 軒と Silver 14 軒が合議で確定しました。
点数ランキングや単純な人気投票ではなく、テリヤキスト一人ひとりの審美眼と現地体験を突き合わせた議論の末に残った店だけが、このリストに掲載されています。
TERIYAKI BEST RESTAURANT は、TERIYAKI が年に一度発表する最優秀レストラン賞です。2026 年版のキーワードは「発掘」——まだ広く光を浴びていない名店を、キュレーターそれぞれの足と舌で見つけ出し、世に届けることを主眼としています。
Silver 14 軒のうち 11軒は東京圏外から選ばれました。北陸・甲信越・関西・中国四国・九州の各地から、テロワールと素材に真摯に向き合う料理人の仕事が、今年のリストに並んでいます。
本ページの情報は 2026 年 4 月の座談会時点を基準としています。営業状況・予算帯は変動の可能性があるため、訪問の際は各店舗に直接ご確認ください。