浜田 岳文 投資家・旅人
Duo Gastrobar(デュオ・ガストロバー) サンクトペテルブルク
ダイニング・バー
「世界のベストレストラン50」の予備軍的位置付けのDiscovery Series(ディスカバリー・シリーズ)に名を連ねるレストラン。 「ガストロバー」という名前通り、カジュアルな店構え。料理はアラカルトのみで、昼夜通しで同じメニューを提供している。 イタリア料理をベースに和食など様々な食文化の影響を取り入れた、フュージョン料理。ベルリンの壁崩壊後、旧共産圏に浸透して大ブームを起こしたイタリア料理が、定着して日常の一部になっていることが窺える。 メリハリの効いた、わかりやすい味付けが特徴。その中でも、自然な風味を生かしたセロリアックが気に入った。 この地にガストロノミー文化が根付くには、もう少し時間がかかりそうだが、サンクトペテルブルク観光ついでに気軽に食べるには充分お勧めできる一軒。 Sea buckthorn juice シーバックソーンのジュース:シーバックソーンをメニューで見かけると、寒冷地に来たことを実感する。本来かなり酸味が強いが、こちらは甘みを加えて飲みやすく仕立てたもの。 Beef tartar with parmesan mousse 牛肉のタルタル、パルメザンのムース:温かいほうれん草のソテーを冷たいタルタルに添えるのが大胆。牛肉自体の風味は強くないが、パルメザンのムースが濃厚で旨味が強烈。 Veal tails with parmesan 仔牛のテール、パルメザンチーズ Baked celeriac with sour cream and truffle セロリアックのオーブン焼き、サワークリーム、トリュフ:日本であまり見かけないセロリアックだが、個人的には大好物。林檎のような香りが立ち上り、食欲を掻き立てる。口に入れると、控えめな甘さとほくほくした食感がたまらない。塩だけでも美味しく頂けるが、ムース状のサワークリームの酸味との相性も良い。 Pasta with duck and sun-dried tomatoes 鴨と乾燥トマトのパスタ:パスタは自家製で、当店名物だそう。イタリアでいう、ピーチに近い。コシがあって、日本人が食べても満足のいく出来。煮詰めた濃厚なソースが特徴。 Yoghurt with white chocolate and lemon ヨーグルト、ホワイトチョコレート、レモン:ヨーグルトとホワイトチョコレートのクリーム、レモンのコンフィ。レモンのコンフィの苦味が心地良い。
Duo Gastrobar(デュオ・ガストロバー)
2,000RUB~
[日-木] 13:00-24:00 [金-土] 13:00-26:00