堀江貴文が子供の頃に食べていたカレーの肉は非常に堅く、それがトラウマとなってしまい、大人になるまでカレーの肉は極力避けて残していた。勿論肉が嫌いという訳ではないが、ことカレーの肉は柔らかいモノが理想的であり、本カレーのお肉には高級ブランド牛の飛騨牛を使用することにした。美味しいお肉ならばたっぷりと食べたい。 通常のレトルトカレーの肉が約20g入りであるのに対し、本カレーのお肉は40g入りと食べ応えも抜群である。
カリガリ二木は初期段階でいわゆる「溶かし込み系」カレーを試作していた。しかし、堀江貴文のジャガ芋と人参は具材としてゴロゴロと残して欲しいとの強い要望で方向性を変更。ジャガ芋と人参をある程度溶かし込み、ルー自体に素材のコクと旨味を十分に出しつつも、食べ応えのあるゴロゴロ感を表現出来るサイズを模索した。試行錯誤の末、カレールーに良く馴染んだ上で、ほくほくとした食感と食べ応えのある大きさにたどり着いた。
堀江貴文の理想のスパイス感をリサーチした後、22種のスパイスとその量が決定された。しかし、その後の試作と試食を繰り返す中で、ビーフが輸入牛→和牛→飛騨牛へと変わって行くに伴い、徐々に牛脂量が増して行った為、その結果味がマイルドになってしまった。理想のスパイス感を表現する為にスパイスの量を再度調整し、しっかりとスパイスの奥深い香りを感じるカレーに仕上げた。