大分、湯布院にお店を構える循環型レストラン「JIMGU(ジングー)」。
2023年6月にオープンし、TASHI GYAMTSO(タシ・ジャムツォ)シェフが腕を振うオーベルジュレストランです。NY郊外の「Blue Hill At Stone Barns」で副料理長を務め、のちにENOWAの思想に共鳴して、日本に移住。
野菜や果物、漁港、放牧豚など様々な生産物に真摯な姿勢で向き合い、地球と共創する品々を作り上げます。
※ 受賞店舗の順番は「五十音順」
石川県、加賀市にお店を構える「SUGARRAY(シュガーレイ)」は、モダンオーストラリア料理とワインを堪能できるワインダイニング。 オーナーシェフの佐藤翔太シェフが10年以上過ごしたオーストラリアの食、ワインの素晴らしさを下出農産周辺農家の新鮮食材を用いてご提供している。 日本各地のホテルで修行した佐藤シェフは、2009年に渡豪。 3年間修行の後、「BarH」にて料理長に就任。2019年に石川県加賀市に移住し、能美市「スパニッシュバル・カルメン」にて料理長を務め、満を辞してお店をオープンさせた。 バルのような気軽な雰囲気が漂いながらも、確かな技術のモダンオーストラリア料理を味わえる。
東京都、港区にお店を構える「鳥さわジグボーンクラブ」は、都内屈指の予約困難な焼鳥店「鳥さわ」が手がけるアラカルトでお昼から気軽に利用できる焼き鳥店。 大山鶏を用いた絶品の焼き鳥の他にも、季節の野菜などの串も堪能できるとあって、焼き鳥ラバーからの注目度が非常に高い。 またもう1つの看板メニューである「トリスヌードル」は、決してラーメンではなく、鶏ガラ白湯、熊本産素麺を用いたここだけの味となっている。
東京都、台東区にお店を構える「四川料理 巴蜀」は、荻野亮平氏が腕を振るう四川料理店。 元々は福岡でも屈指の人気店であり、2023年11月に東京へと移転した。 その理由は、2024年の春から信州大学の大学院生となり、唐辛子の辛みの出し方と発酵唐辛子の辛みの変化の研究するためとのこと。 移転までの間に様々な場所でポップアップを開催し、着実にファンを増やし、実力をつけている。時空を超えた、四川料理を味わえるのはここだけ。
東京都、渋谷区にお店を構える「日本料理 四四A2」は、伝統的なスタイルでイノベーティブな要素を探求する日本料理店。 大将 福島良篤氏は、京都の老舗料亭『京大和』で4年間の修業を積み、都内の鍋料理店や割烹などでも研鑽する。 多彩な経歴ゆえに、持ち合わせた料理の数々は、類を見ないものばかり。日本料理というものの概念が大きく変わる衝撃的な品々にきっと驚くこと間違いなし。
茨城県、つくば市にお店を構える「Nonna Nietta(ノンナ ニェッタ)」は、茨城の食材をふんだんに用いた本格的なイタリア料理を提供しており、自家製の生ハムやチーズなどこだわりが垣間見える。 腕を振う川村 憲二シェフは、都内のイタリア料理店に就職。数年働いた後に「本場で学び、技術を磨きたい」とイタリアへ。 多彩なパスタを手打ちし、こだわりの料理の数々を堪能できる。イタリア料理を通じて、つくばの魅力が感じられる。
東京都、中央区にお店を構える「Chez Inno(シェ イノ)」は、井上シェフの伝統と創造性を引き継いだ古賀シェフと、手島シェフによる日本を代表するフランス料理店。 長年に渡りスペシャリテとして愛され続けている「仔羊のパイ包み焼き“マリアカラス”風」をはじめとした、古典フランス料理らしさを心ゆくまで堪能できる老舗店と言える。 実直にクラシックな料理を味わいたい方に勧めたいお店と言える。
富山県、富山市にお店を構える「立ち喰い鮨 人人」は、富山の名店「鮨人」の姉妹店であり、非常にクオリティの高い鮨を食べたい時に堪能できる名店である。
和モダンの小洒落た空間があり、富山を中心に全国から選りすぐった食材を用いた握りは非常に素晴らしいものばかり。クオリティの高い握りを立ち食いで気軽に堪能できるのはここだけ。
福井県、福井市にお店を構える「昆布屋孫兵衛」は、創業は江戸時代天明2年であり、2023年6月2日にリニューアルオープンした老舗和菓子店。 フランス、東京などで経験を積んだ十七代目の昆布 智成氏が福井に戻り和洋折衷のお菓子を味わうことができる。 リニューアル前から人気だった「いちご餅」やどらやきなどの和菓子の販売や、カウンターで洋風なお菓子を味わえる。
総評
テリヤキストによりベストレストランに選出されたお店は全97店舗。
お店の料理が美味しいのは大前提です。
昨年は「心機一転」といったキーワードを軸に話題が展開されていましたが、今年は「多様性」をテーマに選出された97店舗は、これまでにない新しい料理やコンセプトを持つ店舗が多く評価される年になりました。
今までにない多様性を持つお店が、今年のアワードで強く印象づけられました。